面接で長所と短所の答え方とNGな例とは?
転職の採用面接において、定番な質問のひとつとして、ご自身の長所と短所が挙げられます。
この長所と短所ですが、ある程度、準備していれば回答にはそれほど難しくはないと思います。
しかし、いきなり自分の長所と短所を教えてといわれると、考え込んでしまうのが常ではないでしょうか。
そこで、今回は面接時における長所と短所の答え方をはじめ、言ってはいけないNGワードについて、お伝えしていきます。
面接で長所と短所の答え方
面接の質問におきまして、長所と短所と聞かれた際、仕事における長所と短所を回答していきます。
たまーに、転職サポートにおいて、長所と短所についての回答すり合わせを確認しますとご自身の性格について回答されるケースが見受けられます。
これが新卒の場合や第二新卒であれば、仕事経験がないことが前提となりますので、ご自身の性格における長所と短所をお答えする形でも構いません。
しかし、2年以上の社会人としての経験がございましたら、ご自身の性格ではなく、仕事におけるご自身の特性について、回答したほうがよいでしょう。
仕事においての長所と短所についてですが、長所は言い換えればご自身の強み、短所はご自身の課題として考えてみると回答しやすいと思います。
回答の仕方におけるコツですが、まず結論をお伝えしてから具体的なエピソード、要はたとえ話ですね。これを伝えて、最後にもう一度、結論といった流れでご説明するとキレイにお話がまとまりやすいです。
また長所については、応募しているお仕事内容に対して、どのように活かせるかを説明されると効果的です。
長所と短所は強みと課題とお伝えしましたが、実際にご自身で言語化にすることは、なかなか難しいものです。
一応、ご参考までに仕事に対する長所の例としては、以下のようなものがございます。
・地道に努力が得意
・物事を正確に伝えられる
・仕事の正確さに自信がある
・体力には自信がある
・協調性を重んじる
・好奇心旺盛
ご自身の長所を考えるヒントですが、職場の上司や同僚からよく聞くご自身の評価を思い返してみる。もしくは、直接聞いてみるとよいでしょう。
長所を説明するときに、ただ協調性がありますや体力に自信があるだけではなく、なぜ協調性があるのか。体力に自信があるのか。
といった長所に対するエピソードも併せて、説明するようにしましょう。
協調性を例にしますと、職場の同僚や上司、後輩をフォローするため相手の立場を考えて先回りの手助けしたとか会議の中で意見の対立した際に調整役を率先したなどが挙げられるでしょう。
このようなエピソードを交えて、長所を説明すると面接官にも伝わりやすい内容になりますので、ご参考ください。
ちなみに長所の説明における質問の意図は、ご自身のことを客観的に理解しているかどうかというような意図があるようです。
もちろん、長所はご自身をそのままアピールできる場にもなります。
特に未経験職種に対しては、長所でどれだけ早く戦力になれる人物なのかということを伝える絶好の機会です。
そのため、応募している仕事に絡めた内容でご説明できることがベストな回答です。
あと短所の説明ですが、ただ短所だけを説明すれば良いものではございません。
まず、短所も前回お話しました長所と同様に仕事上における短所を説明します。
短所について伺う中で、転職サポート時の回答すり合わせの中でよく伺うのが、わからないという回答か性格上での短所いずれかの回答が多いように思います。
短所は言い換えますとご自身の仕事上における課題や弱みについてです。
人間は短所や弱みのない人はおりません。
必ずどこかに課題や足りない部分というところはございます。
仕事上における短所の説明しやすい例として、長所の裏返しを説明しても良いと思います。
例えばですが、責任感が強いことを長所として挙げた場合に短所としては、自身でいろいろ抱えてしまうといった感じです。
あと短所を説明するときは、必ず短所を克服しようとしているために努力していることもセットで説明しましょう。
これも例としまして、自分で仕事を抱え込みやすいとしましたら、そうならないように上司に対して、報連相を徹底するよう心がけていますといった感じです。
そのため、短所の説明は課題をどのように解決しようとしているか自身の考えも含めて、ご説明しましょう。
長所と短所の片方しか思いつかない。
そんなときは、以下のサイトから思いつかないほうを参考にしてみてください。
リフレーミング事典
http://www2.gsn.ed.jp/houkoku/2011c/11c31/siryo/reframing.pdf
面接で長所説明におけるNGワードは?
それでは、面接の際、長所を説明するときに話してはいけないNGワードについて、解説します。
これは、特定のNGワードというよりかは、このようなニュアンスのことは伝えないほうがいい。というような内容となります。
では、NGワードですが、これは応募している仕事内容とつながらない長所を説明してしまうということです。
もう少し具体的にしますと、応募している仕事内容に従事して活躍するためのアピールにならない長所の説明をしてしまう。
ということに言い換えることもできます。
少し違うかもしれませんが、例をひとつあげます。
未経験から経理職に応募した際、ご自身の長所を説明するときに”素直さ”をアピールするとします。
素直さをアピールしたら、仕事内容に結び付けて、どのように活躍するかということが伝えられるかどうか。という感じです。
ただ、素直になんでもいうことを聞いて仕事をこなします。
これだけだと、なんにもアピールになりません。
なので、もし素直さということをアピールしたいとしましたら、教えてもらったことを素直に受け止めて、いち早く仕事を覚え、戦力として活躍したいです。
というようなことまで言えるといいでしょう。
そのため、長所を説明するときはアピールできる内容でない場合は基本NGと考えておくとよいでしょう。
面接で短所説明におけるNGワードは?
では、今度は短所を説明する際のNGワードです。
まず応募している仕事内容の性質で致命的な短所の説明は避けましょう。
これも経理職に応募するのであれば、大雑把な性格といってしまうような例が挙げられます。
経理職はお金を扱うので、正確さや慎重さは素養の部分では重要となります。
そこに対して、細かいことを気にしない大雑把な性格というのが短所です。
といってしまうと、自分自身で経理に対する素養はありません。といっているようなものです。
なので、応募している職種の仕事内容から致命的となる項目を説明することは避けましょう。
まとめ
では、この記事のまとめです。
面接の質問におきまして、長所と短所と聞かれた際、仕事における長所と短所を回答します。
あまり性格的な部分での長所や短所の説明は避けるようにしましょう。
また長所は応募している仕事内容から活かせるところを結び付けてアピールすると効果的です。
短所は課題ですので、ご自身の課題と思うこととそれをどう乗り越える工夫をしているかを伝えましょう。
長所や短所を説明するときのNGなことは、応募している仕事内容に対して、アピールできない内容を話すことです。
特に短所は致命的な項目となることの説明をすることは避けましょう。
長所と短所の説明を準備する際にお役に立てましたら、幸いです。