職務経歴書の自己PRの分量は長いほどいい?書くポイントについて
転職活動において、履歴書の志望動機と同じく、職務経歴書の自己PRって何書けばいいのか悩みませんか??
これは書く内容がある程度、自由ということもあり、自由だからこそなにを書けばいいのかわからなくなるのではと思います。
そこで、今回は職務経歴書の自己PRはどれくらい書けばいいのかという文量をはじめ、長ければ長いほどいいのか、
押さえておきたいポイントについて、ご説明しますよ。
職務経歴書の自己PRの分量はどれくらい?
まず、職務経歴書における自己PRの書く目安、分量ですが、これは行数にしまして、WORDで10行~15行程度がちょうどよい分量です。
WORDで1行全角でおおよそ40文字入力できます。
これが×10行からですので、文字数としましては、400文字~600文字がちょうどよいということになります。
次にどんなことを書いていったらいいのかということですが、職務経歴書の職務経歴の詳細に書ききれないことや職務経歴に関するエピソードを書くのが一般的です。
例えば営業職であれば、売上目標を達成するためにどのような努力や工夫を行ったか、事務職の場合であれば、作業を効率よくこなすためにどのようなことを心がけていたかということを書いていきます。
職務経歴書の自己PRの書き方ですが、基本的には2パターンあると思います。
ひとつは、文章型。もうひとつは、タイトル型です。
ちなみにこれは、私が勝手に命名してますが・・。
それぞれの特徴については、次の通りです。
文章型
これはオーソドックスにアピールしていくタイプです。特にひとつのことアピールしたいときに使います。
先ほど例を出しました営業職の場合、売上目標を達成するために工夫したことを強調したいときとか、なにかひとつを強調したい場合は、このタプが書きやすいでしょう。
タイトル型
これはタイトルでアピールしたい項目を挙げて、そのタイトルにあげた理由について、説明していきます。
これも例を挙げますと、企画力をアピールしたい場合、次のような感じで書いていきます。
【提案力】
現職において、営業を行ううえで様々な提案を考えることが得意です。例えば、顧客がどのようなことで困っているか十分にヒアリングを行ったうえ、顧客に合った提案を行うことを心がけております。その結果、私が提案した7割以上は提案に応じて、依頼を受注することができました。
このタイトル型の自己PRを利用する場合は、3項目以上アピールするときに有効です。
ちなみに上記の自己PRの文字数は130文字です。
これくらいの文字数でしたら、ちょうど3項目にすると400~450文字となりますので、やはりちょうどよい分量となるでしょう。
職務経歴書の自己PRは長いほうがいい?
職務経歴書の自己PRですが、長ければ長い方がいいのでは?と思うかもしれませんが、それは違います。
長すぎるのも考え物です。まず長すぎて唯一認められることは、求人会社で文字数指定がある場合です。
たまに自己PRを800文字以上書きなさいとか1000文字以上書きなさいとか文字数の指定があるときはそれに従いましょう。
このような自己PRで文字数指定を出してくるところは非常に稀です。
一般的には職務経歴書は形式自由となりますので、その場合は、長くても上記で書いた600文字以上は超えないようにしましょう。
600文字以上となると、おそらくどこかの文章が長すぎる可能性があります。
その場合、どこが削れるか書いた自己PRを推敲しましょう。自己PRはなにが書いてあるのかが非常に重要となってきます。
あまり長すぎても面接官も頭に入ってこないので、言葉を選ばずにいうと書くだけ無駄です。
自己PRは短すぎてもダメですが、長すぎてもダメです。
私個人的には、長すぎるのであれば、短すぎるほうがまだマシではないかと思ってしまいます。
ちょうどよい分量に抑えて、読みやすい自己PRを書くように心がけましょう。
尚、職務経歴書の自己PR欄では、説明能力も見ております。
ここでいかにわかりやすくアピールできるかどうかということをみているということです。
なので、相手に伝わる自己PRを400~600文字でまとめることが自己PRでは重要です。
職務経歴書の自己prを書くポイント
最後に自己PRを書くポイントですが、次のようにまとめてみました。
見やすさ
まずは見やすさです。先ほど長すぎても良くなく、読みやすさを意識しましょう。
ということをお伝えしているかと思います。それに付随して、見やすさも意識しましょう。
見やすさは、ちょうどよいところで文章が改行されているかどうかということです。
目安としては、100~120文字以内で改行するよう心がけるといいでしょう。
WORDの行数でいうと、2~3行ってところですね。
4行以上文章が続くと読みにくくなってきますので、どこかで一度、文章を区切って改行を入れましょう。
アピールから応募先求人でどう活かせるのか
この視点が抜けている自己PRは本当に多いです。これはものすごく大事ですね。
企画力、提案力、事務処理能力などなど、アピールできることはたくさんあります。
その中から、それぞれをアピールする理由ということが抜けてます。
例えば、先ほどの提案力。提案力では、こんなことを書きました。
【提案力】
現職において、営業を行ううえで様々な提案を考えることが得意です。例えば、顧客がどのようなことで困っているか十分にヒアリングを行ったうえ、顧客に合った提案を行うことを心がけております。その結果、私が提案した7割以上は提案に応じて、依頼を受注することができました。
この場合、提案に対する受注率が高いということですので、これが応募先の職場でどのように活かせるのか。
そこまで書いて、はじめて自己PRの本来の意味が成されます。
またどう活かせるのかということを書くことにより、応募している仕事について理解しています。というアピールにもつながります。
なにを自己PRに書いたらいいかわからないと悩まれている場合は、応募先の仕事から活かせるこという観点から洗い出すといいでしょう。
性格面について
よく自己PRの性格面について、書かれるケースも多くみられます。
第二新卒くらいの自己PRであれば、性格をアピールすることもいいと思いますが、30代以上であれば、性格をアピールするのではなく、
今まで培ってきた経験をアピールするように心がけましょう。
まとめ
最後にまとめです。
職務経歴書における自己PRの分量は400~600文字くらいがちょうどよい分量で、これ以上長くなってもあまりよくないです。
書き方は、ひとつのことを中心にアピールする文章型といくつかの項目をアピールするタイトル型があります。
自己PRを書くポイントは、見やすさや応募先の求人でどのように活躍できるか、性格面について書くとよいでしょう。
以上が職務経歴書の自己PRの書き方でした。