転職で準備することと期間はどれくらい?資格は取得したほうがいい?
いざ、転職しよう!
と、思い立ったはいいものの、では転職するにあたって、どのようなことを準備すればいいかわかりますか?
実は転職をするにあたっても準備しなければならないことは結構あったりします。
実際に求人に応募する前に応募書類の作成、面接前に面接で想定される質問に対する回答の準備では準備不足感は否めません。
そこで今回は、転職で準備することと転職の準備に要する期間や転職の準備でよくある資格取得のことについて、お伝えします。
転職で準備することとは?
転職の準備として、まず挙げられることは希望している求人の検索をはじめとした情報収集だと思います。
しかし求人検索だけでは転職の準備は万全!とは、なかなかいいにくいかもしれません。
求人検索はあくまでも単純に求人を探しているだけで応募から先の選考における準備は行えていないからです。
では、選考におけるための準備についてですが、どのようなことがあると思いますか?
私は大きくふたつに分けられると思います。
・面接対策の回答準備
それぞれについて解説します。
履歴書と職務経歴書の作成および改善
そもそも求人検索をはじめ、転職における情報収集はしているけれども、応募時に必要な履歴書や職務経歴書といった応募書類の作成はしていないということが見受けられます。
本当に転職するかどうかは別にして、少なくても求人に応募してみようと本格的に活動はしてみようとお考えであれば、応募書類となる履歴書や職務経歴書は準備しておきましょう。
いきなり希望に近い求人を準備して見栄えのある履歴書や職務経歴書の作成はなかなか難しいものです。
実際に私が転職支援している方において、転職を成功している方は大体1~2回は応募書類の修正を行ってます。
履歴書や職務経歴書を作成しておけば、希望の求人を見つけた時にいち早く応募といった行動に移せることはもちろん、志望動機や自己PRをブラッシュアップもできます。
応募書類のブラッシュアップができれば、それだけ書類選考が通過する可能性が高くなります。
そのため、履歴書や職務経歴書の準備は求人検索や情報収集と同じタイミングで準備してみてはいかがでしょうか。
履歴書や職務経歴書を作成することにより自分自身の強みをはじめ、希望の整理ができますので、めんどくさがらずに一度作成してみましょう。
面接対策の回答準備
これはなかなかピンと来ないかもしれません。
そもそも面接でどのような質問が来るかなかなか想像しずらいということが原因だと思います。
まず、面接にて必ずといって良いほど聞かれる質問がございます。
それは、
”なぜ転職を考えているのですか?”
または、
”この求人(職種)に志望した理由を教えてください”
です。
この質問に答えるためには、応募職種の仕事内容や応募企業に対する理解が必要となります。
未経験の職種に対して意味のわからない部分がどこなのかをご自身でわかるためにも、まずは、その対象となる仕事内容について調べるということが必要です。
どこがわからないかわからないをどこがわからないかをわかるようにしましょう。
そのわからないところを実際の面接を通じて質問して、理解を深めるようにしましょう。
面接ではそのようなことは聞きたくない。その場合は転職エージェントやハローワークの相談員に相談してみるのもひとつの手です。
このような応募する職種に対する理解のための準備は、十分すぎるほど調べてもそれに越したことはないです。
また仕事内容を調べることにより、ご自身が本当にその仕事をやりたいのかがより明確に確認できると思います。
転職の準備にかける期間はどれくらい?
では、転職の準備にかける期間についてですが、どれくらい前から準備したらよいでしょうか。
まず一般的に転職活動にかかる期間ですが、3~6ヶ月程度が一般的です。
これは実際の転職活動の期間となります。
では、その転職における準備期間はどれくらいかければよいでしょうか。
これは少なくとも1か月、余裕を持たすのであれば3か月程度は準備期間としてみておいたほうがよいでしょう。
ただし、これはあくまでも在職中の状況であればという前提も付け加わります。
転職における準備ですが、転職するとしたら、現職と同じ仕事なのか、キャリアチェンジなのか。
そもそもなぜ転職したいと考えているのか。転職してどうしたいのか。
転職したあとのキャリアプランはどうするのか。
ただ転職といっても考えなければならないことは多々あります。
それを今日考えて、明日から活動といってもなかなかうまくいくものではございません。
だから、今の職場が辛いから転職というのは、また転職となる可能性が高かったりします。
後先考えずっていう状況からの転職ですからね~。
かといって、延々と転職における情報収集を続けていても、なかなか行動に移せないという方もよく見受けられます。
なので、ある程度の期間を定めて、その期間までに情報を収集しておくという情報収集の目標を定めましょう。
その期間は短くても1か月、長くても3か月の間で期限を定めるところがポイントです。
期限を定めないとずるずるとしてしまいますからね。
なので、自分自身でも情報を収集するのはもちろんですが、様々な方とお話を伺う。
もしくはキャリアコンサルタントに相談するというのも、この転職準備期間に行ったほうがよいでしょう。
もし転職の準備をすすめていくうちに事前に勉強しておかなければならないことや資格を取得しないとその職業につけない。
その場合は、資格取得の期間も考慮したほうがよいでしょう。
転職の準備で資格は必要?
これは未経験職種へのキャリアチャンジの場合によくある質問のひとつとなります。
資格を取得しなければ、転職できないと考えている方が非常に多いです。
例えば未経験から経理への転職なら簿記の資格取得といった感じの例が挙げられます。
では、実際に資格を取得しないと転職は厳しいものでしょうか。
あるに越したことはないが、独占業務の国家資格以外は実務経験が重視されることがほとんど。
独占業務系でも資格は必須で、プラス実務経験が重視されます。
なので現職を退職してまで資格取得に走るのは止めたほうがいいが、現職にて資格を取得されるのは面接などでも評価につながりやすいです。
2足のわらじで大変にはなるが、意欲が買われるので、資格の勉強をするなら仕事をしながら頑張りましょう。
弁護士や医師、看護師というような独占業務が含まれる国家資格ありきの職業への転職以外であれば、基本的に退職をして勉強に専念するということは避けた方がよいでしょう。
企業側もそのようなことは評価につながりにくいからです。
お仕事を辞めてまでして資格取得に専念する。
響きはいいかもしれませんが、評価する側からすると仕事から逃げているというようにも捉えられるようです。
なので、基本的に資格を取得するのであれば、今の仕事をしながら勉強する。ということを覚えておきましょう。
まとめ
では長くなったのでまとめです。
転職活動で準備することといえば、求人応募以外にも
・履歴書と職務経歴書の作成および改善
・面接対策の回答準備
ということが挙げられます。
応募書類のブラッシュアップや面接である程度想定される鉄板の質問に対する回答は、求人に応募する前から準備しましょう。
転職にかける準備期間は3~6か月程度が妥当なようです。
転職するうえで資格の取得はアピールにはなりますが、仕事を辞めてまで取得することは考えずにあくまでも仕事をしながらということをアピールしましょう。
少しでも転職における準備についてご参考頂けますと幸いです。