面接の自己紹介で転職の際どう話す?転職回数が多い場合と締め方は?
面接で聞かれる定番の質問のひとつとして、自己紹介というものがございます。
しかも、自己紹介は、面接において、序盤のうちに聞かれることがほとんどです。
この自己紹介の返答によって、面接結果が左右される。といっても過言ではないでしょう。
そこで今回は、私が普段、転職サポートの際に面接を控えた候補者へのアドバイスの中で、転職活動の面接における自己紹介の基本的な回答の仕方をはじめ、経歴の説明や締め方について、お伝えします。
面接の自己紹介で転職の場合はどう話す?
実際に面接に進んだ候補者に対して、面接前の打ち合わせとして、想定質問の回答のすり合わせを行います。
そこで、よく耳にするのが、自己紹介してくださいという質問に対してよく名前と出身学校を名乗って、よろしくお願いします。で、話を締めてしまうような自己紹介です。。
これは、特に初めての転職といった方がこのような回答をされるケースが多いように感じます。
実は名前と出身学校のみでは、あまり良い自己紹介ではなかったりします。
なぜでしょうか。
自己紹介の場面は、最初にあなたのことをアピールする場面だからです。
では、どのように話を進めていけばよいでしょうか。
私が自己紹介で困っている方に対しては、このような定型フォーマットに当てはめて、お話するようお伝えしております。
では、自己紹介における定型フォーマットとは、どのような流れでしょうか。
大きく、4つの順番にわかれます。
1、名前
2、学歴と職歴要約
3、そこで学んだこと(長所)
1~3の流れに沿って、お話進めるとある程度、しっかりした自己紹介ができると思います。
それぞれ詳しく説明します。
名前
お名前をフルネームでお伝えするだけです。それ以上でもそれ以下でもないですね。
学歴と職歴要約
自己紹介の本文ですが、どこでなにをしていたかを説明します。
学歴については、最終学歴を卒業したことだけで大丈夫です。
そのあとに、ご経歴をお話します。経歴については、細かい内容は話をせず、職歴の要約部分だけお伝えします。
職務経歴書のはじめに書く職務経歴の要約を説明する感じですね。
ここで、一から携わってきた仕事内容をお話してもいいのですが、かなり長くなることと面接の際、仕事内容については、細かく聞かれます。
なので、ここでは職歴の要約や概要だけをお話すればよいでしょう。
そこで学んだこと
これまでの職場で学んだことや長所をご説明頂ければと思います。
この説明の際、事例というかエピソードも交えてお話するとより面接官にも伝わりやすいでしょう。
ポイントは長所を交えて説明することを心掛けるということでしょうか。
面接の自己紹介で転職回数が多い場合は?
では、自己紹介において、職務経歴の説明をする際に転職回数が多い場合、どう説明すればいいのでしょうか。
既に複数回職場を変わっている方は、まとめてしまって、その後、経験についてのご説明を頂ければと思います。
例えば、20代で転職回数が3回あった場合、会社ごとの説明ではなく、職種の説明をするといいでしょう。
法人営業の経験は総じて5年あるものの会社が3回変わった場合、これまでに4社でそれぞれ法人営業として従事しておりました。
扱っていた商品については、うんぬんかんぬんといった感じで話します。
これまでの退職理由はあとで確認が入りますので、1社ごとに仕事内容や退職理由などを細かく話す必要はないです。
ここでは、わかりやすさ重視で説明することを心がけると良いでしょう。
面接の自己紹介の締め方は?
自己紹介の最後に現職においての転職理由を説明して締めるときれいにまとまります。
ここでは簡単で構いませんので、現在の転職理由を述べて、自己紹介を締めるよう努めてください。
自己紹介で、転職理由を細々と説明すると意外と時間がかかります。転職する理由が前向きな理由で説明できるのであれば、少し力を入れて説明してもいいのですが、人間関係や給与を上げたいといった理由のみであれば、ここではそれほど話さずに、転職理由の概要だけお伝えすればよいでしょう。
ちなみに、現在離職中という状況であれば、前職の退職理由に置き換えて説明するようにします。
ここでも詳細な退職理由ではなく、簡潔に説明するといいと思います。
最後に自己紹介にかける時間ですが、特に指定がなければ、60~90秒程度でお話するとちょうどよい長さになります。
人間は1分間お話するのに、おおよそ400文字程度らしいです。なので、自己紹介を文章に落とし込む際は、400~600文字程度にするとちょうどよい分量になると思います。
まとめ
面接における自己紹介についてのまとめです。自己紹介は、名前と出身校を説明して終わりではないです。
自己紹介をお話するときに、つぎのことを意識するといいでしょう。
1、名前
2、学歴と職歴要約
3、そこで学んだこと(長所)
4、簡単な現職の転職理由
これらの流れを60~90秒程度でお話するよう心かけてください。