自己分析のやり方がわからない場合に簡単な方法。転職にも役立つ?
自己分析。
初めての就職や転職など仕事における転機のときに結構必要だったりします。
キャリアコンサルティングをするうえでも、まずは自分を理解するところからはじめましょう。
そんなことから教わりました。
自分を理解する。すなわち、自己分析です。
でも、自己分析って結構めんどくさくないですか?
私も昔は、必要だなと思ってやってみたもののめんどくさく感じ、すぐにさじを投げた人間です。
そもそも自己分析ってなにをすればいいかわからない。
そんなところから自己分析って、なかなか進まないのかな~と体験談ながらに思います。
そこで、今回は自己分析がわからない方向けに、なにを分析すればいいか、
簡単にできる自己分析と転職にもしなければいけない理由について、お伝えします。
自己分析のやり方がわからない場合はどうする?
そもそも、自己分析ってどうやって行うかわかりますか??
よく自己分析の本はちょこちょこ見受けられますが、なにがいいのかわからないですよね。
まず自己分析をするうえで、次の4項目について、考えてみてください。
・興味や関心
・仕事の価値観
・これまでの経験
自己分析をするうえでは、この4項目をどれだけ自分自身でわかっているかを気にするといいでしょう。
今のキャリアコンサルティングを実施するうえでの一番最初のプロセスは自己理解です。
ここでは、自己理解と自己分析は同義として書いていきます。
その自己理解をするうえでは、上記の4項目の棚卸しをするところからはじまります。
この4項目を挙げることが自己分析の基本と考えてもらえるとよいでしょう。
自己分析のやり方を簡単にやるには?
では、この棚卸ですが、どのようにやるかというのをそれぞれ4項目の解説していきます。
それぞれ簡単にできるかとは思いますが、なかには面倒なことも無きにしも非ずです。
そこは、将来の輝かしい自分のためにも頑張ってみましょう。
能力や得意なこと
なにが得意か、自分が持っている能力というのを書き出してみましょう。
得意なことや能力については、仕事を通じて感じていることを箇条書きで書いていきます。
例えば、私であれば、
・調整能力
・状況把握
・必要最低限の傾聴力
・問題発見力
・柔軟性
・専門性
・タスク管理
・タイピング
・バランス感覚
と、ちょっと盛っているところもありますが、こんな感じです。
次にそれぞれ挙げた項目について、なぜ?ということを考えてみましょう。
項目を挙げた理由というやつですね。
このなぜ?についての回答は、具体的なエピソードも交えていえるとより良いでしょう。
逆に全く説明できない場合は、それは能力や得意なことではないですね。
この能力を挙げるコツですが、まず思ったことをどんどん挙げてみるということです。
ひとつ能力を挙げて、その理由を考えると日が暮れます。
なので、まずは、もうこれ以上ない。と思ってから強引に3つくらい挙げるまで頑張ってみましょう。
そのうえで、なぜ?という理由を突き詰めるとご自身の能力や得意なことが明確になりやすいですよ。
興味や関心
続いて、仕事に興味や関心についてです。
これは自分で考えることと同時に心理テストによる診断も行ってみてもいいでしょう。
もちろん、自分で興味関心が明確であれば、無理して受ける必要はないです。
しかし仕事において、興味関心がどこにあるかわからない。そんな場合は、是非、心理テストを受験してみましょう。
では、どのような心理テストを受験したらよいでしょうか。
私がオススメしたいのは、VPI職業興味検査です。
http://www.jil.go.jp/institute/seika/tools/VPI.html
6つの興味領域(現実的、研究的、芸術的、社会的、企業的、慣習的)に対する興味の程度と5つの傾向尺度(自己統制、男性-女性、地位志向、稀有反応、黙従反応)がプロフィールで表示されます。
これは、マークシートに記入するだけで30分もあれば終わる結構簡単なテストです。
この検査はハローワークであれば、無料で受験できますので、最寄りのハローワークで受験してみるとよいでしょう。
価値感
続いては、仕事における価値観です。
これも興味や関心と同様となりますが、ご自身で価値観が明確であればいいのですが、大体どこに仕事においての価値を感じているかイマイチピンとこない方がほとんどだと思います。
なので、ここも心理テストなどのツールで参考にすると価値観も明確にしやすいです。
では、価値観を明確にする心理テストはなにがいいでしょうか。
私がイチオシする価値観の判別はキャリアアンカーを調べてみることです。
キャリアアンカーとは、自らのキャリアを選択する際に、最も大切な(どうしても犠牲にしたくない)価値観や欲求のことです。
このキャリアアンカーは、「管理能力」「技術的・機能的能力」「安全性」「創造性」「自律と独立」「奉仕・社会献身」「純粋な挑戦」「ワーク・ライフバランス」の8つに分類することができます。
この8項目の中で、自分は仕事に対する価値観を探ってみて、ある程度明確にすることもいいでしょう。
下記サイトで無料診断をしておりますので、ここから診断してみては如何でしょうか。
http://chikaku-navi.com/carrier/
過去の経験
これは、これまでに携わってきた仕事内容を洗い出してみるといいです。
仕事内容については、箇条書きで書いてみるといいでしょう。
細かいことでいいますと、電話応対や書類整理をはじめ、テレアポや資料作成などといった仕事内容を挙げていきます。
ここでも項目を挙げきったら、それぞれについて細かく書いていくということも忘れずに行います。
そうすると過去の経験が視覚化できますので、理解しやすくなりますよ。
この辺は少し面倒ですが、今後の将来のことを考えたら、やらないよりやったほうがよいことはいうまでもないですね。
自己分析のやり方で転職の場合は?
新卒の就職活動も転職活動も自己分析のやり方は全く一緒です。
特に転職の場合、上記の自己分析をすべて行うと実は、職務経歴書が簡単に書けてしまうという特典があります。
職務経歴書は、経歴の要約から始まり、仕事内容詳細からの活かせる経験や自己PRというような流れのことをA4で2枚書きます。
職務経歴書で書く内容を自己分析で実はある程度、書き上げることができたりします。
なので、自己分析をするのは、より魅力的な職務経歴書を書くためという意味でも行ったほうがいいでしょう。
職務経歴書を書くうえで、自己分析を実施してみる。というのもありだと思いますよ。
まとめ
自己分析のやり方は、次の4項目について考えてみてください。
・能力や得意なこと
・興味や関心
・仕事の価値観
・これまでの経験
それぞれの項目を紙などで書いてみて、視覚化できるようにすることがポイントです。
能力や得意なこと、過去の経験はすべて箇条書きで書いてみる。
興味や関心、価値観は自分で考えてみてから心理テストを実施して、ある程度、明確にする。
そうすることによって、必要最低限の自己分析が簡単にできます。
自己分析のやり方がわからない。という場合は、是非、お試しくださいな。