自己分析で強みの見つけ方とは?自己PRにも使える一覧を紹介
自己分析。
就職活動や転職活動のときに自分自身のことを知るためにも行ったほうがいいというアレです。
自己分析は自分自身のことを知る為にでもあるし、適職を見つけることにも必要ということはわかっていても、どうやればいいかわからなくて、イマイチ面倒くさく、放置気味ではないですか?
私も以前は本当にそうでした。なんか自己分析といっても、なかなか小面倒だったりして、億劫になり、放置しておりました。
しかし、キャリアコンサルタントの勉強をしていく中で、自己分析の重要性や意外と簡単にできる自己分析ツールが見つかり、自分自身の特徴が自己分析ツールから割り出されて、自分の特徴が明確に説明できるようになりました。
自分の特徴がわかるということは、自己PRも作りやすくなります。
そこで今回は、自己分析から自身の強みの見つけ方をはじめ、それをどう自己PRに結び付けるかということを説明していきます。
自己分析で強みの見つけ方は?
まず自己分析すなわち自分自身を理解する自己理解の方法としては、大きく3パターンにわけることができます。
1、心理アセスメントツールの利用
2、ワークシートの活用
3、キャリアコンサルティングの実施
それぞれについて、解説していきます。
心理アセスメントツールの利用
まずは客観的に自己分析ができる心理アセスメントツールです。
アセスメントツールとは、個人の特性について推測したり、行動を予測したりする心理テストのようなものと捉えてもらってもよいでしょう。
このアセスメントツールは、ある程度の統計がなされていて、信頼性や妥当性が高い公式的なアセスメントツールをはじめ、個人で開発している非公式的なツールがあります。
このアセスメントツールには、主にご自身の性格や興味、価値観や基礎能力が挙げられます。
自己分析から強みを見つけたい場合は、性格と基礎能力やスキルを明確にしておくと見つけやすいでしょう。
特に性格や特徴から強みや弱みを調べる場合は、Y-G性格検査やMBTI(Myers Briggs Type Indicaitor)のアセスメントツールを利用されるといいでしょう。
特にMBTIは性格のタイプを16タイプに分類され、興味関心の方向や自分の強みや弱みがわかるツールですので、利用してみて、その結果から自身の強みを客観的に見てそこから強みの軸を作っていくと自己PRにつなげやすいでしょう。
このMBTIは、感覚型(S)か直感型(N)、思考型(T)か感情型(F)、外向型(E)か内向型(I)、判断的態度(J)か知覚的態度(P)の4つの指標から性格や強みを判断します。
ちなみに私は主唱者”ENFJ-tの結果でした。
外交的で直感型、感情型判断的態度というような感じです。
どうやら指導者タイプというで、誠実さと思いやりがあり、有言実行タイプのようです。
ここから普段の仕事を通じて意識していることや業務で意識していることから結び付けるとご自身の強みが判断しやすくなります。
ちなみにこのMBTIテストですが、以下のURLから無料で診断できますので、ご自身のタイプを知るための指標として受けてみては如何でしょうか。
無料で受験できるMBTIテストはこちら
ワークシートの活用
ワークシートとは、これまでに自分のやってきたことを振り返る。簡単に言ってしまうと仕事内容の棚卸ですね。
ワークシートはなにか決まったフォーマットみたいなものはないので、自由に書いてもらって大丈夫です。
書く項目としては、担当している仕事内容やこれまで得てきた知識やスキルを箇条書きにするとわかりやすいのでオススメです。
どうしてもフォーマットみたいなものが欲しい場合は、ここぞとばかりにジョブカードを使ってみては如何でしょうか。
ジョブカードのダウンロードは以下からできますので、こちらの様式1、2、3を埋めるようにして書いてみて、そこから自身の強みを探す方法も有効です。
キャリアコンサルティングの実施
3つ目の自己分析で有効な方法は、キャリアコンサルタントによるキャリアコンサルティングの実施です。
上記のワークシートを作ったものの添削をはじめ、なかなかワークシートが上手く書けない場合にキャリアコンサルティングをしながら、ワークシートを埋めていくという方法もあります。
この方法は相手がいるので、ご自身が言語化できない強みや弱みをキャリアコンサルティングにより、うまく引き出してくれます。
またキャリアコンサルティングを受けるうちに自分自身を見つめなおし、自身の強みや弱みを明確化でき、自己理解が深まります。
こう書くといいことづくめですが、欠点としては料金がかかる点とキャリアコンサルタントの力量や相性により、効果にバラツキがでてしまうということが挙げられます。
そして、なにより誰に依頼したらいいかわからない。
そんな場合は、こちらのキャリコンサーチより検索してみるのもひとつの方法ですよ。
あ、ちなみに私のページは現在作成中ですのでページ作成が完了しましたら改めて、ご案内します。
自己分析を自己PRに活かすには
では、自己分析を自己PRに活かすやり方ですが、まず自己分析でわかったご自身の特徴や性格、今までの仕事経験や強みを箇条書きにしてみます。
次に応募しようとしている職業に対して、仕事内容が性格やら強みがどこで活かせるかを考えます。
なので、応募しようとしている職業に対する理解を深めるということは必要不可欠です。
応募しようとしている職業に対しての仕事内容の理解と自己分析でわかった性格や経験、強みを結びつけることによって、抽象的でイマイチな自己PRではなく、応募職種に対する具体的な自己PRが完成します。
これだけだと具体例がないので、イマイチわかりにくいかもしれません。
ということで、ひとつ自己分析から出てきた自己PRの書き方例を挙げてみます。
例えば、現職が営業職で事務職にキャリアチェンジをしようとする自己PRの例についてです。
自身の性格がコツコツと作業を積み重ねることが得意だとします。コツコツと作業を積み重ねることが得意な場合、営業職においても提案書や請求書などミスのない書類作成には自信があったとしましょう。
その場合、事務職でもミスのない書類をコツコツとした作業に自信があることから事務職でもこの性格が活かせるということが訴えることができるでしょう。
自己分析からの強みの一覧
では、自己分析からでる性格面での強みについて、思いつく限り例を挙げていきます。
ご自身で参考になる部分があるようでしたら、自己PRの作成にご活用ください。
性格面からの強み例
・妥協せず最後まで責任をもって仕事をする
・労を惜しまず正確に仕事をこなす
・目標設定が得意
・誰とでも分け隔てなく接することができる
・判断力や理解力に自信がある
・論理的なコミュニケーションを図ることができる
・感情のコントロールに自信がある
・他人の気持ちを読み取ることに自信がある
・気配りに自信がある
・柔軟性に自信がある
・協調性に自信がある
・周囲を和ますことが得意
・好奇心が旺盛(負けず嫌い)
・行動力や積極性
・効率さ
・相手に対する共感
・創造性
・データ分析が得意
・理解力が早い
・簡潔な説明が得意
・好きなことや得意なことに対する集中力
・温厚で誠実
・コツコツと作業をすることが得意
・面倒見がよい
・新しいことに挑戦することにやりがいを感じる
・立ち直りが早い
・リーダーシップに自信がある
・他人のミスやわがままにも寛大な心で許せる
さっと思いつく限りですが、性格の特徴から強みとなりそうなところを挙げてみました。
ここから仕事内容にどう活かされていて、新しい職場や仕事でどのように活かすことができるのか。ということを具体的に書いていくと、説得力のある自己PRが出来上がりますよ。
まとめ
自己分析すなわち自分自身を理解する自己理解の方法としては、大きく3パターンにわけることができます。
1、心理アセスメントツールの利用
2、ワークシートの活用
3、キャリアコンサルティングの実施
ある程度、自分でこれまでの経歴や性格を言語化できるようであれば2のワークシートの活用を、あまり性格を言語化できないようであれば、1の心理アセスメントツールを活用するといいでしょう。
1や2だけでは不安ということであれば、キャリアコンサルティングの実施も有効だと思います。
自己分析から自己PRに活かすには、応募しようとしている職業に対しての仕事内容の理解と自己分析でわかった性格や経験、強みを結びつけることによって、具体的なアピールできる自己PRが完成します。
自己分析といってもなかなか難しいのですが、まずは、1でも2でも頭の中でもやもやしている位なら行動してみることが重要ですよ。