転職活動で内定後に悩む理由とは?保留期間と辞退について
転職活動を経て、ようやく内定が出た。
嬉しいはずなのに、なにかがひっかかって、すんなり転職の決断ができない。
私も以前に転職する前に内定をもらったはいいけど、不安があったことはよく覚えています。
本当に新しい環境で仕事をやっていけるのだろうか。新しい職場では人間関係には悩まないだろうか。
様々な不安がつきまとうことだと思います。
転職するということは、未知の世界に飛び込むもの。なにかを得られるものがあるのと同時になにかが失われます。
すでにわかっているとは思いますが、いざ決断しなければならないとなるとどうしても悩んでしまうのではないでしょうか。
内定が出ても決断できないときは、一度立ち返って、そもそもの転職理由を考えましょう。
今回は内定が出た際に悩みを少しでも軽くする方法をはじめ、内定を獲得後の返事の保留期間と受諾後の辞退について、お伝えします。
なかなか内定が出たけど、決断ができないご状況のあなたに少しでも参考になれば幸いです。
内定を頂いたけど決断できないときに相談希望はこちら!
転職活動で内定がでても悩むのはなぜ?
まず内定が出てから悩むことは誰しもあることです。人生かかっていますし、悩むということはそれだけ転職に対して真剣に考えているということでもあります。
繰り返しになるのですが、内定が出てから悩みがでるということはなにかがひっかかっているということです。
なので、まずはこのひっかかっているなにかというものを明確にしましょう。
ひっかかっているという理由は、年収が希望の金額より届かなかった。ということかもしれません。
もしくは、面接時に一緒に仕事をする面接官に対して、なにか不信感をもったということも考えられます。
内定が出た企業が第二希望のところで、第一希望の選考の結果がまだでていないから決断できないということもあるでしょう。
理由は様々あると思います。
では、悩みを解消し、決断しやすくするにはどうしたらいいでしょうか。
私がよく転職エージェントの仕事で、内定が出た方に転職理由をよく考えましょう。ということをお伝えしています。
そもそも、転職活動をするにあたって、なんらかの理由があって、転職活動をはじめられたものと思います。
通勤時間を短くしたい。
新しい仕事に挑戦したい。
収入を上げたい。
今の職場の人間関係を清算したい。
残業時間を減らしたい。
などなど・・。
例をひとつ挙げますと、通勤時間を30分で通えるところに職場を変えたくて転職活動をはじめて、30分で通える職場から内定を頂けたものの、今の収入が月3万円下がるからどうしようと決断できずに悩むとします。
もともとの目的が通勤時間を短くしたいから転職。っとなりましたが、通勤時間が短くなれば本当にそれでいいのか。
という、そもそもの転職理由について、改めて、考え直してみるということをしてみては如何でしょうか。
通勤時間を短くするという理由として、
「家族との時間を大切にしたい」
「朝の満員電車がきつくて通勤がしんどい」
などなど、通勤における転職理由は多々でてくると思います。
それがこれからの職業人生の中で、そのことが解消すれば、ご自身の幸せにつながることなのかどうか。もしくは、それが解消すれば失うものが多くても毎日充実できるかどうか。ということを考えてみるといいでしょう。
また、転職することによる得られるものや失うことを紙に書き出してみることも効果的です。
これも同じく上記の通勤時間が30分圏内の職場に内定が出たけど、月収が3万円下がる事例で書いてみます。
得られるもの(メリット)
・通勤時間が短くなる
・家族との時間が長くもてる
・朝起きるのも30分遅くてもいい
失われるもの(デメリット)
・収入
・収入が減る分、節約しなければならないことが増える
・今の職場の人間関係
・仕事内容の変化
・新しい職場での信頼関係をつくる
ぱっと思いつく限りで書いてみましたが、実際はもっと出てくると思います。
この得られるものと失われるものを紙に書き出すことにより、目で見えるようになりますので、転職理由が明確になりやすくなり、なにに悩んでいるかがわかってきます。
転職理由を明確にした状態で、得られるものが失われるものよりも上回っているようでしたら、決断すれば後悔も少なくなります。
もうひとつ、内定に対する決断をするうえでのポイントは転職しなければ、絶対に得られることができないかどうかです。
例えば、上記の例であれば、通勤時間を短くしたいのであれば、職場の近くに引越しをすれば解決できる話です。
なぜ引越しよりも転職になるのか。ということも考えてみることも大切でしょう。
転職理由は転職しなければ絶対に得られることができない理由なのかどうかということも考えてみましょう。
とはいえ、一人で悩んでいても、考えがどうどう巡りになって、なかなか難しいかもしれません。
そんなときは私に相談してみませんか?
転職エージェントでもあり、プロのキャリアコンサルタントとして、第三者として客観的に状況を整理して、転職に対する意思決定のお手伝いを致します。
ご希望の際は以下よりお申し込みください。
【ココナラ】内定を頂いたけど決断できないときに相談のります!
転職での内定を保留はどれくらいできる?
では、内定を保留にできる期間ですが、これはおおよそ1週間程度と考えておきましょう。
これはあくまでも目安ですので、実際には企業によって異なります。
3日以内に決断して、というところもあれば、2週間以上待ってもらえるケースもあります。
通常は内定が出た場合には、いつまでに返事をしてほしいという期限が定められますが、もし期限の定めがない場合は、大体1週間程度と見積もっておくといいでしょう。
たまに1週間では結論が出せないので、もう1週間待ってほしいという相談を頂くこともあります。
この交渉はできなくはないですが、面接時の評価と受け入れ側の募集背景によって変わります。
面接時の評価については、評価が高くどうしても来てほしいという場合であれば、返事の引き延ばしができる可能性は高いでしょう。
しかし、評価はイマイチだけど、本人の意欲が高そうなので、内定を出したなどの評価がイマイチ。
ようは、合格点ギリギリというような状態の場合。
これは、期限を引き延ばせる可能性は低いでしょう。
あと、募集背景にもより内定期限が引き延ばせるかどうかも変わってきます。
欠員補充というようなすぐにでも欲しい場合ですと、返事の引き延ばしということはなかなか難しいですが、増員募集というようなわりと余裕があるような状態であれば、内定の返事を引き延ばせる可能性はあるでしょう。
あと、返事の保留をするにも理由が必要となってきます。
なぜ保留にしたいか。ですね。
他も受験しているので、その結果を待ってから最終判断をしたい。
なんて言ったらダメです。
気持ちはわからなくはないんですけどね。。
返事を引き延ばすには、筋が通った理由が欲しいところですが、返事を保留にしたいってだけでなにかがひっかかっているってことなんですよね~。
ここでひとつ、返事を保留にできるスムーズな方法をひとつお伝えします。
それは、新しい職場で働いている人と一度、面談の機会を申し込むという方法です。
なので、返事を保留にする理由は一緒に働くひとがわからないので、決断ができないので、可能であれば、一度、職場のひととのオファー面談を申し込むというのもひとつの手です。
それによりオファー面談までに日時+3日くらいは時間を稼ぐことができますので、どうしても保留にしたい場合は、職場の社員との面談を申し込むということを考えてみては如何でしょうか。
転職で内定承諾しても辞退できる?
では、転職における内定を承諾したあとの辞退ですが、これは難しいです。よほどの理由がない限りは止めておきましょう。
理由ですが、受け入れ先が入社にかかる手続きを行っていることと採用活動をストップしてしまっていることが挙げられます。
新しい社員の受け入れ準備というのは、なにかと手間と時間とお金がかかるものです。
お金というのは、PCであったり、場合によっては新しい仕事用のデスクや椅子、健康診断の負担、人件費などが挙げられます。
採用活動がストップというのは、その人が事前に辞退してくれたことにより、第二候補の人を採用できる機会を失ったということです。
そのため、採用計画に狂いが生じ、受け入れ先に迷惑がかかるという図式ですね。
また内定承諾後における辞退はトラブルにもなりやすいです。
最悪の場合、損害賠償の訴訟される可能性もあるようですが、これは悪質である場合でなければ、それほどないようです。
損害賠償の金額も何百万という金額にはならないため、放っておく企業が多いのも事実ではありますが・・。
企業側が採用取り消しにするのと同様のことをしている。というように考えてもらえると少しわかりやすいかもです。
まとめ
では、まとめです。
転職活動で内定が出て悩まれたら転職理由をよく考えましょう。得られるものと失われるものを洗い出して、視覚的に判断できると整理しやすいです。
また、転職をしなければ叶えられないための転職かどうかも考えてみましょう。
内定を保留にできる期間は1週間。それ以上は基本的に厳しいです。返事を保留にするならそれなりの理由も考える必要が出てきます。
一度、内定を受諾したら辞退は難しいから、決断は慎重に行いましょう。
どうしても、決断できないときは以下より相談にのりますよ。